
「頑張ってダイエットしたのに、気づけば元通り…」
そんな経験、ありませんか?
食事制限も運動もがんばった。ようやく落ちた体重に喜んだのも束の間、気を抜いたらリバウンド…。
私も「せっかく頑張ったのに…」と落ち込んだことが何度もあります。
でも実は、リバウンドにはちゃんとした原因があるのです。
それを知らずに、間違ったダイエットを繰り返してしまっている人が多いのが現実。
この記事では、リバウンドが起きる本当の原因と、もうリバウンドを繰り返さずに自分を大切にする痩せ方をお届けします!
そもそもリバウンドが起きる原因って?

リバウンドしてしまう一番の原因は、「痩せ方」にあります。
例えば、
- 糖質を一切カットする
- 食事量を極端に減らす
- 断食のようなダイエットをする
これらは一時的に体重が落ちるかもしれません。
でも、ダイエットが終わったからと元の食生活に戻ってしまえば…体はあっという間にリバウンドします。
なぜなら、体が“飢餓状態”に反応してしまっているからなのです。
短期間でダイエットすると、なぜリバウンドしやすいの?

「たった3週間で−5kg!」
なんて魅力的に聞こえるフレーズ。
でも、この“急激なダイエット”こそが、リバウンドの最大の原因のひとつです。
実は急激に減る体重の正体は、実は水分や筋肉。
一番落としたい脂肪は、意外と落ちていないことが多いのです。
そして、筋肉が落ちると基礎代謝が下がります。
すると、同じ食事量でも太りやすく、痩せにくい体質になってしまうのです。
実は私自身も以前は、体重計の数字にばかりとらわれ「とにかく体重を落としたい!筋肉が減ってもいい!」なんて思っていました。
でもその結果、体は冷えやすくなり、そんなに食べなくても太りやすい体に…。
筋肉は、ただ動くだけのものじゃありません。
- 代謝を上げてくれる
- メリハリのある見た目を作る
- 肌をハリのある状態に保ってくれる
と、体の内側と外側の両方にとって大事な存在なのです。
無理なダイエットを繰り返した体は、脂肪が多くて筋肉が少ない「リバウンド体質」。
見た目もメリハリがなく、全体的にぽちゃっとした印象になってしまいます。
身体は、“命を守る”ために脂肪をため込む
急激なダイエットをすると、体は「この人、飢餓状態だ!」と判断します。
すると、ホメオスタシス(生体恒常性)という本能的な働きがスイッチオン。
少しでも食べ物が入ってくると、
「この栄養、次はいつ入ってくるか分からない…!今のうちにためておこう!」と、ダイエットをしている本人の気持ちと裏腹に脂肪をせっせと蓄えてしまうのです。
つまり、急激に痩せる=体に「脂肪を溜めて」と指示を出しているようなもの。
食事制限をして、運動を頑張って続けて、とどれだけ頑張っても、その頑張りがリバウンドへのカウントダウンになっていただなんて、悲しすぎますよね…。
この時、脳と心の面で起きていること
極端な我慢をした後は、脳は「快楽」を求めてドカ食いしやすくなります。
ドカ食いすると、食べすぎてしまったという自己嫌悪から自分を責め、「私はダメだ」とやる気が消えてしまいます。
これはうつ病の始まりのようなサイクルにも似ています。
「完璧にできないのなら、もういい!」と投げ出してしまうのです。
頑張ったダイエット後、食欲が抑えられず食べすぎてしまい、さらにやる気も起きなくなって気分も落ち込むのは、こういったことが脳と心の中で起きていたためです。
じゃあ、どうしたらいいの?

ダイエット後、食欲が抑えられず食べすぎて、リバウンドし「なんでせっかく痩せたのに維持できないで、食べすぎるの!」「意思が弱い!」と自分を責め、否定し、「私はダメだ」とやる気を無くして、「完璧にやれないならもうい!!」と投げ出してしまうこの負のループ。
本当に辛いですよね。
だけど、冷静に考えてみれば、飢餓状態に陥った場合、制限からの暴走で食べさせるという機能があったからこそ、私たち人間は何万年も生き延びてこられたと言えます。
体は、私たちの命を守ろうと、必死に働いてくれているのです。
そう思うと、「体って本当に健気でありがたいな」と感じずにはいられません。
こういう仕組みなら、自分を責めたり自分に厳しくするダイエットはもう手放して、自分の体と仲良くなって心地よくダイエットすることを選びませんか?
脳にバレないくらい“ゆるやかに痩せる”のが最強

だからこそ、リバウンドをもう繰り返さないためには
脳も体も“ダイエットしている”と気づかないくらいにゆるやかに痩せていくことがカギとなります。
- しっかりおいしく食べながら
- じっくり筋肉を育てながら
- 生活の一部、習慣として心地よくダイエットを自然に取り入れる
そんな方法が、遠回りに見えて、実は長い目で見た時に一番の近道なのです。
むしろゆっくりのほうがいいのです。
急激に変わろうとすることは体にとっても心にとってもストレスです。
無理せず、自分の体を信じて少しでも毎日進んでいけば、必ず「戻らない体」になれます。
まとめ

リバウンドするのは、意思が弱いからでも根性がないからで怠けているからでもありません。
リバウンドとは、無理な頑張りをして急に痩せてしまった体が、「生きるんだ!」と
“必死であなたを守ってくれていた”からこそ起きていたことなのです。
また、リバウンドしたあと自分を責めてやる気を無くしてしまうのも、自然な反応です。
こうしたことを防ぎ、もう繰り返さないために、
これからはその体と仲良くなって、無理せず我慢せず、ゆるやかに楽しくそして心地よくダイエットに取り組んでいきましょう🌷
そのために、おいしく楽しんで食べて、楽しく体を動かして体力と筋力もアップさせながら、脳と体に心配をかけない優しい方法で、自分を大切にしながらゆるやかにきれいに健康になっていきましょう!