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わたしは何故ダイエットに失敗し続けてきたのかを徹底的に考えてみる!

ふくのの

献立作成歴10年以上の管理栄養士。 高校時代無謀なダイエットを行い失敗したのが、管理栄養士を志したきっかけ。 ダイエットに悩む人に正しい栄養とダイエットの知識を伝え、誤った知識によるダイエットの苦労をすることなくダイエットに成功してほしい!そして理想の自分になって人生を楽しみつくして欲しい!

私が高校時代に友人2人と一緒にダイエットをして、食べずに運動してダイエットに成功し5㎏痩せたものの、維持することが一日もできずに後は食欲が制御不能となり食べに食べまくりあっという間に8㎏リバウンドしてしまいました。

食べたいのに食べずに、空腹のまま運動してフラフラになり、でも負けたら罰ゲームであるわかめちゃんカットとくるぶしソックスは絶対いやだという恐怖感からやり切ったダイエット。

それなのに、結果としては始める前より3㎏太り、さらに食欲のコントロールがしばらくできなくなってしまったのです。

一体何が悪かったのでしょうか?

何故

じっくり当時を振り返ってみて、良くなかったとことをピックアップしてみました。

  • ダイエットは、人と競うようにやるものでない
  • 体を作る大事な時期である高校時代にダイエットすべきでなかった(ダイエットや健康についての知識不足)
  • 理想が高すぎた
  • 完璧主義
  • 食べずにやせようとした
  • 心と体の声をまるで無視
  • 自分を責めていた
  • ダイエットを期間限定のものだと思っていた。習慣化という意識がなかった

ダイエットは、人と競うようにやるものでない

ダイエットは人と競うようにやるものではなく、ましてや痩せないと罰ゲームを作ってストレスを感じて苦しみながら行うものではありません。

ゲーム感覚でやってしまい、大変な目にあったので、もうこんな思いをする人が出ないように伝えていこうと思います。

ダイエットは自分と向き合って自分の心と体の声をちゃんと聞きながら自分を大切にしながら、より健康に元気になるために行うもの。

人に太いと思われている(ような気がする)自分を今すぐ変えたい、ダイエットもできないなんて根性なしだと思われるのは悔しい、などそんな考えは捨て去ってしまいましょう。

人にどう思われるかではなく、自分がどう思うか。

この視点を持つことが大切なのではないかと思いました。

体を作る大事な時期である高校時代にダイエットすべきでなかった(ダイエットと健康についての知識不足)

勉強

高校時代は心身の発達がピークを迎える時期です。

骨や筋肉が急速に成長しエネルギー・たんぱく質・カルシウム・鉄などの必要量が特に増えるので、生涯の健康基盤を作る時期ともいわれています。

食生活が乱れると将来の生活習慣病リスクも上がるので、この時期のバランス良い食事はとっても大切なのです。

そんな大切な時期にわざわざダイエットする必要はなかったのです。

もしもどうしてもしたいのであれば、代謝が良い体を維持するためにバランス良くしっかり三食食べて、間食をしないで運動量だけを増やせば健康的に美しく体作りができたと今なら思います。

理想が高すぎた

高いビル

そもそも、私たちは太っているわけではなく適性体重範囲でした。

それなのに、一律全員目標マイナス5㎏という設定にしてしまったのが良くなかったと思います。

まずは1㎏、食べて運動してやせて、というように少しずつ目標に向かうやり方をするほうが現実的でした。

完璧主義

もう自分で設定したルールを全て守らないといけないと思っていました。

そもそもダイエットココアで一日3食生きるのも無謀な上、その状態でプールで1時間泳ぐというルールを自分に課して守っていました。

痩せたことは痩せたのですが一日も維持できずみるみるリバウンドするという悲劇に見舞われることになります。

食べずにやせようとした

これは本当に大きな間違いでした。

最後の一週間は、このままでは目標が達成できないと切羽詰まり、食べることをやめ、置き換えココアも一日多くても2食までというルールがあったはずなのに3食を置き換えました。

空腹と辛さで一週間がものすごく長い時間に感じました。

しかもプールで一時間その状態で泳ぐので、もはや苦行でした。

お腹は空くけど、食べられない、運動しないといけない、まだ約束の日まで4日もある・・・。

体重は-5㎏に届いていない・・・。

わかめちゃんカットもくるぶしソックスも絶対嫌だ!とストレスも人生最大でした。

そして驚くことに、本当に、食べないで運動すればきれいに痩せられると思い込んでいたのです。

食べることは悪だ!とその時思い込んでいたのです。

私たちは食べたものでできている。

そのことを当時の私は知りませんでした。

せっかく料理上手で栄養バランス良いご飯を作ってくれる母とおばあちゃんの手料理で高校生まで健康そのもので成長してきたのに、それを当時自分で壊してしまったことは、本当に我ながら残念です。

心と体の声を全部無視

ダイエット

お腹空いた。

食べたい。

プールで1時間も泳ぎたくない。

お腹がすいてフラフラする。

ダイエットやめたい。

食べたい。

という私の心と体の要求を全て無視して、「食べてはいけない。運動しなければならない。ここで負ける自分は許せない」という思い込んでいました。

もう痩せたいというよりも、わかめちゃんカットとくるぶしソックスが嫌すぎて-5kgを達成するしかないというほとんど恐怖の中でのダイエットでした。

その時、夏休み中だったので一緒にダイエットした2人とは会ってなかったので、あの期間あの2人がどういう過ごし方をしていたかわかりません。

その後もんだか触れないほうが良い話題な気がして、今も友達関係は続いていますが、あのダイエットについて3人で話すこともありませんでした。

もしもあの時柔軟な考え方ができて、「もう私、-5㎏無理かも。もうダイエットやめたいの。あと、わかめちゃんカットとくるぶしソックスの罰ゲームも嫌だから、全部やめていいかな?ほんとにごめんね!」と言えていたら、あのような事態にはなっていなかったかもしれません。

当時は、そのような考えは思いつきませんでした。

やるしかない!やる一択でした。

自分を責めていた

食べずに運動してみるみる痩せていき、心と体の声を全部無視しマシーンと化しダイエットしていたのに、もっともっとやらなければならないと焦り、負けそうになる自分を責めていました。

頑張っている自分を認めることなくさらに頑張らせ、それでも「頑張っている私!」なんて思わずに「もっとやれる!もっと!もっと!」と厳しく自分を扱っていました。

自分をほめるとか、優しくするとかそういった意識は当時まったくありませんでした。

「自分に対してひどい扱いをしていたな、私。自分を大切にしてみよう」と思い始めたのは、30数年後の今、ダイエットを振り返りながらこの記事を書いて気がついたからです。

ダイエットを期間限定のものだと捉えていた。習慣化するという意識がなかった

ダイエットを期間限定・短期集中で頑張れば痩せて、痩せたまま、その後は食べてもその体は維持できるものだと思っていました。

しかし私のようにほぼ絶食で無理して食べずに運動して痩せた後は、激しいストレスをしばらく感じ続けたため食べる量のコントロールができなくなり、過食になってしまうなんてことが起きるとは全く知りませんでした。

当時はダイエットしてリバウンドするということも知らなかったのです。

なので、ほぼ絶食後の食べることのコントロールができなくなる恐怖を身をもって経験することになりました。

正しい知識を学んでからダイエットすることは本当に大切なことです。

ダイエットは短期決戦で苦しんでほぼ絶食してフラフラになりながら死にそうな空腹に耐えて、その後リバウンドして努力が水の泡になるばかりか、ダイエット前よりも太り挙句の果てに、ダイエットで落とした体重は大切な筋肉、リバウンドでついたものはただの脂肪、そして太りやすい体になるなんて恐ろしいことをするためにやることではないのです。

ダイエットの目的は、

自分の心と体の声を聴いて、自分を栄養面でも心の面でも満たし、

運動を取り入れることで食べる量よりも消費する量を増やして、

ストレス解消や体脂肪を減らして筋肉をつけるなど運動の恩恵を受けながら、

健康を増進させて性能良い体を作り、

その習慣によって結果として無駄な脂肪が燃やして食欲が安定した体を作り、生涯に渡って健康で美しく生きることだと思います。

焦り

焦り

もう、痩せたいと思ったらすぐ痩せたい。

痩せた自分、着たい服を着ている自分を想像するとワクワクする。

それと同時に、今の細くない自分を鏡で見ると、焦る。

今すぐにキレイになりたい!と思いがちな私の性格。

「今すぐ痩せたいの!この程度の食事制限は生ぬるいわ!」と極端に炭水化物を減らしたり、プランクや美顔ローラー、ストレッチなど美容とダイエットやるべきスケジュールを数々設定し、それを一つでもこなせないと、「あーもう無理!いや!できない!全部できないと意味がない!もうやめた!」となっていました。

書いていて思いましたが極端な性格なのですね。

そういうわけなので、三日坊主できたらましなほう、ひどいときは午前中に「やっぱりやめた!」となることも多々ありました。

そのたびに、「私は意思が弱い。自分で決めたこともできないなんて、情けない」と自分を責め続けていました。

そして、それがなぜできないのかは深く考えず、ただ自分の意志が弱いだけだと思っていました。

順調に朝のダイエットについてやるべき腹筋やプランクをして順調に滑り出したとしても、仕事に行ってストレス源の現象があったりすると「何なの、イライラする…この状況飲まずにいられようか?いや、いられない。」という具合で、もうその瞬間今夜飲むのが決定。

頭の中ではもうスーパーで缶ビールと唐揚げ弁当を買う自分が浮かんでいます。

それと同時にダイエットのことなんて忘却のかなたへ。

こんな調子なので、ダイエットを続けること自体が不可能でした。

なんとか一日、ストレスなく仕事できても、たいてい2日に一回は、ストレスフルな事態に見舞われていたので継続できません。

やらなきゃいけないリストも多く設定しすぎていました。

つまり、無理なルールを自分に課して、一つでもできなければダイエットの挫折とカウントしたくないのでなかったことにし、なかったことにするので振り返ることもないので、毎回やる気になったら、そもそもやること多めのルールを設定して、一つでもこなせないと自分を責めて諦め、自分を責めて自己肯定感はその都度下がる。

なんでできないのだと無力感、意思の弱さを責める。

ここまで書き進めてきて、だいぶ失敗の原因が浮かび上がってきました。

今まで30年以上、向き合うことのなかったダイエットの失敗を文章にすることで何がダメだったかはっきりし、これからやるべきことが見えてきました。

今までの失敗と逆のことをしてみよう!

ひらめき

無理な目標、ルールを設定して苦しむのはもうやめよう。

シンプルに、楽しくないから続けられないのです。

一生続けられる、そして「やらねばならない」じゃなく、「やりたい」と思えるダイエットをしよう。

食べることも、運動も楽しみながら、心と体の声を聴き、「やるべき」「やらねば」を手放し心のままに一生楽しく続けられる、習慣化できるダイエット。

習慣化がやがて健康で引き締まった体という結果を連れてきてくれるのではないかと思います。

まとめ

私のダイエット失敗の理由が徐々にあぶりだされてきました。

言葉にすると漠然としたものがはっきり輪郭が浮かんでくるのですね!驚きました!

すごく、自分にスパルタでいじめていたようです。ごめんね、私。

これからは、楽しむことを自分に許していい気分で生きていこう。

ようやく、このタイミングで私は高校時代の失敗に向き合えて、何が良くなかったかを言葉として綴ることで、心の中で30年間もの長きに渡り無意識に封印していた、固まった暗くて冷たいものが、温かく溶けて流れていくような感覚になりました。

この記事を書くことで、過去の自分を許すことができ始めてきたことを感じています。

書くことで向き合い、そして自分を許すこと、認めることがこんなにも温かいことだったというのは、新たな発見でした。

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ふくのの

献立作成歴10年以上の管理栄養士。 高校時代無謀なダイエットを行い失敗したのが、管理栄養士を志したきっかけ。 ダイエットに悩む人に正しい栄養とダイエットの知識を伝え、誤った知識によるダイエットの苦労をすることなくダイエットに成功してほしい!そして理想の自分になって人生を楽しみつくして欲しい!

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