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もう我慢しない!空腹感を抑える賢い食べ方とは?噛み応えのあるピーマンとれんこんを使ったレシピ3つご紹介します

ベジタブル

ふくのの

食べることが大好きな管理栄養士ブロガーです。 これまで小中学校での献立作成経験やクリニックでの栄養指導を経験してきて栄養の知識は持っていたつもりでしたが、ダイエットに苦しんだ経験から、 「楽しみながら、無理なく続けられる仕組みこそ大切」と気づきました。今は「おいしく食べながらやせて、きれいになる」をテーマに、かんたん健康美レシピやストレスフリーのダイエット法を発信しています。 一緒に食を楽しみながら、心も体もキレイになっていきましょう✨

「ダイエット中なのに、すぐにお腹が空いてしまう…」

そんな経験、ありませんか? 我慢して空腹に耐えても、結局お菓子や夜食に手が伸びてしまって「またやってしまった」と落ち込むこともありますよね。

実は、空腹感は「食べ方の工夫」でぐっと抑えることができます。

食べる順番や食材の選び方、調理方法を変えるだけで、満腹感が長持ちし、次の食事まで空腹に悩まされずに快適に日常生活を送ることができるようになります。

この記事では、管理栄養士の視点から“空腹感を抑える食べ方”をわかりやすく解説していきます。

また、栄養価も高く噛み応えのある食材、れんこん・ピーマンを使った、噛み応えのあるレシピ3つをご紹介しています。

「我慢しないのに痩せられる」そんなストレスフリーなダイエット習慣を、今日から一緒に取り入れてみませんか?

空腹感を抑える食べ方が大切な理由

ダイエット中に空腹を我慢し続けるのは、とてもつらいことです。

短期間なら根性で耐えられても、長く続けるうちに「もういいや」とリバウンドにつながることも少なくありません。

そこで大切なのが、ダイエット中でも空腹を抑える食べ方や食材選びの工夫です。

実は、空腹感と満腹感は“血糖値の変動”と“脳の満腹中枢”に大きく左右されるんです。

食後に血糖値が急上昇すると、その後急降下しやすく、強い空腹感や甘い物への欲求を招きます。

逆に、血糖値がゆるやかに上がって安定していれば、次の食事までお腹が空きにくくなります。

さらに、噛む回数が少ないと脳の満腹中枢が刺激されにくく、食べても「まだ足りない」と感じてしまうことも。

つまり、食べ方を工夫することで “空腹を抑えつつ、しっかり満足できるダイエット” が可能になるのです。

空腹感を抑える基本ルール

野菜から食べると血糖値が安定する

最初に食物繊維を含む野菜を食べると、糖の吸収がゆるやかになり、食後の血糖値が急激に上がるのを防ぎます。

血糖値の乱高下は強い空腹感や甘い物欲を招くので、まずは 「ベジファースト」 を意識するのがポイントです。

さらに、噛みごたえのある野菜を選べば咀嚼回数が増え、脳の満腹中枢をしっかり刺激できます。

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たんぱく質をしっかり摂る

たんぱく質は筋肉や代謝を維持するだけでなく、満腹感を長持ちさせる働きもあります。

特に、食欲をコントロールするホルモン(GLP-1やレプチン)の分泌を助けるため、「お腹が落ち着く食材」 として欠かせません。

卵、豆腐、納豆、魚、鶏むね肉などを毎食に取り入れましょう。

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炭水化物は「質」と「タイミング」で工夫

炭水化物は抜くのではなく、選び方と食べる時間が大切です。

  • 白米よりも、玄米・雑穀米・オートミールなど食物繊維が豊富なものを選ぶ
  • 夜は量を控えめに、活動量の多い昼にしっかり食べる

これだけで、血糖値が安定し空腹感が抑えられます。

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脂質は良質なものを選ぶ

脂質は避けるイメージが強いですが、実は空腹感を抑えるカギになります。

ポイントは「質」。

揚げ物やお菓子に多い悪い油ではなく、オリーブオイル、アボカド、ナッツ、青魚などに含まれる良質な脂質を取り入れると、満腹感が長続きしやすくなります。

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調理・食べ方の工夫で満腹感をキープ

和え物や蒸し物でカロリーを抑える

揚げ物や砂糖を多く使う煮物に比べて、和え物や蒸し物は油や砂糖を控えられるので自然とカロリーカットにつながります。

さらに、にんじんやれんこん、きのこなど食感のある野菜をプラスすると噛みごたえが増し、「少量でもしっかり食べた気になる」 効果が得られます。

副菜として一皿取り入れるだけで、満腹感はぐっと高まります。

噛む回数を意識する

忙しいとつい早食いになりがちですが、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、自然と食べる量を減らせます。

目安は ひと口20〜30回。噛むたびに味や香りを感じられるので、食事の満足度も上がり、「もっと食べたい」という気持ちが落ち着いてきます。

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食間のおやつは「満腹感リセット」に使う

どうしても小腹が空いたら、“血糖値を安定させる間食” を選びましょう。

  • 無塩ナッツ
  • ゆで卵
  • 無糖ヨーグルト
  • チーズや枝豆

これらは消化に時間がかかり、満腹感を長持ちさせます。甘いお菓子ではなく、こうした間食を選ぶことで「お腹が落ち着いたまま」次の食事を迎えられます。

噛み応え、食感がしっかり!空腹感を抑えるレシピ

🥗 五目豆

材料 【常備菜として作り置きしやすい量8人分】 写真とカロリーは1人分です。70kcal

  • 角こん … 1P(200g)
  • れんこん… 120g
  • 乾燥大豆…80g(水で一晩つけて戻してから1時間程度下茹でする)
  • 人参…1/ 2本(80g)
  • 昆布…1枚(5g)水に一晩つけて戻ししておく
  • 煮干し…1尾
  • 醤油…大さじ4(66g)
  • 砂糖… 大さじ2(18g)
  • みりん … 大さじ1(15g)

作り方

  1. れんこんと人参は皮をむいてを1㎝角に切る。
  2. 角こんもも1㎝角に切り下茹でする。
  3. 大豆は一晩水に浸して戻し、1時間下茹でし水を切っておく。
  4. 昆布は一晩水に浸して戻し、1㎝角に切る。もどした水は煮る時に使う。
  5. 昆布の戻し汁で茹でた大豆以外全部鍋に入れて煮干しを入れて具に火が通るまで加熱する。
  6. 材料が煮えたら、大豆を投入して、調味料を加えて弱火で10分程度加熱し、完成。

食物繊維が豊富にとれて噛み応えもあります

🫑 ピーマンとツナのごま和え

写真とカロリーは1人分です。49kcal

材料 【常備菜として作りやすい量4人分】

  • ピーマン … 3個(100g、細切り)
  • もやし…1/2P(100g)
  • ツナ缶(水煮) … 1缶(70g)
  • しょうゆ … 小さじ2(10g)
  • ごま油 … 小さじ1(4g)
  • 白すりごま…大さじ2(12g)

作り方

  1. もやしは水から茹でる。沸騰したら細切りにしたピーマンを加えて一緒にボイルし、ざる上げして冷ましておく。
  2. 汁気を切ったツナとしょうゆ、白すりごま、ごま油を加えて和える。

👉 脂質を控えつつ旨味をしっかり感じられる超簡単副菜。もやしとピーマンの食感で噛み応えもばっちり。ツナとごま油のコク、白すりごまの香ばしさでご飯にもよく合います。白すりごまが入ることで水気がでないのでお弁当にも◎

    れんこんのはさみ焼き

    【写真とカロリーは1人分です】  152kcal

    材料 2人分 

    • れんこん… 8枚(120g、下茹でしておく)
    • ☆豚ひき肉 … 80g
    • ☆塩こしょう…少々
    • ☆玉ねぎ…40g
    • ☆人参 … 6g
    • ☆卵…8g
    • 片栗粉…4g
    • 油…4g
    • ポン酢…お好みで適量

    作り方

    1. れんこんは5㎜厚さにスライスして茹でておく。
    2. 玉ねぎ、にんじんはみじん切りにする。
    3. 豚ひき肉に塩こしょうをしてよくこね、☆の材料を全部合わせる。
    4. れんこんに、片栗粉を振って3のタネをサンドし、フライパンで両面をこんがり焼いてしっかり火を通して完成。

    👉タネにも玉ねぎと人参を入れて野菜もたっぷり!れんこんの香ばしさと食感が嬉しい一品です。

      体内シミュレーションで見る!食べ方で起こる違い

      🍞 炭水化物だけ食べた場合(例:白いパンや白米、素うどん)

      • 食後すぐ:糖が一気に吸収され、血糖値が急上昇 → 「お腹いっぱい!」と感じる
      • 2〜3時間後:血糖値が急降下 → 脳が「エネルギー不足だ!」と危険信号を出す
      • 結果:強い空腹感や甘い物欲求が爆発。「我慢が決壊」してお菓子やパンに手が伸びやすい

      🥗 野菜から食べ、たんぱく質+雑穀ご飯を組み合わせた場合(例:雑穀ご飯、チキンピカタ、わかめときゅうりの酢の物、きのこの味噌汁)

      • 食前〜食後:食物繊維が先に入ることで糖の吸収がゆるやかに
      • たんぱく質効果:消化に時間がかかり、満腹ホルモン(GLP-1)が分泌される
      • 雑穀ご飯効果:白米より血糖値の上昇が緩やかで長持ち
      • 結果:食後も血糖値が安定し、次の食事までお腹が空きにくい。「無理に我慢する必要がなくなる」

      🥬 野菜だけ食べた場合(例:グリーンサラダだけ)

      • 食後すぐ:食物繊維でお腹は一時的に膨れるが、エネルギー源やたんぱく質が不足
      • 1〜2時間後:血糖値がほとんど上がらないため、脳が「燃料切れ」と判断
      • 結果:エネルギー不足から強い空腹感 → 結局、次の食事で食べ過ぎてしまうリスク

      ポイント

      👉 「炭水化物だけ」や「野菜だけ」は空腹感を強める原因
      👉 「野菜+たんぱく質+質の良い炭水化物」の組み合わせ が、空腹をコントロールしてストレスなしダイエットを叶えるのです。

      同じカロリーのパンケーキセットと定食型のランチをした場合、パンケーキを食べた後はすぐお腹がすくのに対し、定食型は夕飯まで空腹に悩まず過ごせます。また、定食型ランチでとった良質の糖質は脳のエネルギーとなり、集中力も切れません。野菜は体の調子を整え、たんぱく質は体を作る材料。カロリーというより内容が大切なことが分かりますね😊

      まとめ|空腹感を抑えればダイエットは俄然ラクになる

      ダイエット中の空腹感は、我慢で乗り切るものではありません。

      血糖値の安定や噛む回数、食材の選び方を工夫すれば、自然な満腹感を得られ「お腹が落ち着く」食べ方ができます。

      • 野菜から食べる
      • たんぱく質をしっかり取り入れる
      • 雑穀など質の良い炭水化物を選ぶ
      • 良質な脂質を少し加える

      この組み合わせを意識するだけで、次の食事まで空腹に悩まされにくくなり、ストレスのないダイエットが続けられます。

      👉 空腹感をコントロールできれば、ダイエットはもっとラクに、もっと楽しく続けられますよ😊

      管理栄養士のひとこと😊

      ダイエットを成功させたいあなたへ
      『我慢より大切な3つの仕組み』を解説した記事もぜひチェックしてみてくださいね。

      👉 詳しくはこちらの記事へ

      • この記事を書いた人

      ふくのの

      食べることが大好きな管理栄養士ブロガーです。 これまで小中学校での献立作成経験やクリニックでの栄養指導を経験してきて栄養の知識は持っていたつもりでしたが、ダイエットに苦しんだ経験から、 「楽しみながら、無理なく続けられる仕組みこそ大切」と気づきました。今は「おいしく食べながらやせて、きれいになる」をテーマに、かんたん健康美レシピやストレスフリーのダイエット法を発信しています。 一緒に食を楽しみながら、心も体もキレイになっていきましょう✨

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