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ダイエットのやる気が出ない…そんなときの乗り越え方を管理栄養士が優しく解説します

ベジタブル

ふくのの

食べるのが大好きな、クリニックで献立作成歴10年以上の管理栄養士。 苦しいダイエットを自分に課しては挫折し続け、気が付いたら30年近く経っていたことに気づき愕然。苦しくて痩せないなら、楽しければ痩せるのではと考え方と行動を変えたら、アラフォー・リバウンドを繰り返してきた私でもノンストレスで痩せられました。この感動を伝えたくてダイエット、レシピ、栄養の情報発信をしています。一緒に美味しく食べてキレイになって、人生を楽しみましょう!

ダイエットしたいのに、やる気が出ない…」

「今日からは絶対ダイエットを始めようと思ったのに、急にものすっごく嫌になってお菓子を食べてしまった/お酒をたっぷり目にまた飲んでしまった」

「いつまで私はダイエットも始められないでウダウダしてれば気が済むの!?」

そんなふうに、自分を責めてしまっていませんか?

でも大丈夫。これはあなただけの悩みではありません。

管理栄養士として多くの方の食事サポートをしてきましたが、「痩せたい気持ちはあるのに行動できない」という壁にぶつかる人は本当にたくさんいます。

そして大切なのは、「やる気が出ない=意志が弱い」というわけでは決してないということ。

脳や体の仕組みから見ても、やる気が出にくいのは自然な反応なんです。

この記事では、ダイエットしたいのにやる気が出ない原因と、気持ちを前向きにして一歩を踏み出すコツを、専門的な視点と実体験を交えて分かりやすくお伝えします。

やる気が出ないのは普通のこと

「私はやる気さえ出せなくてダメなんだ」と思うと余計に落ち込みますよね。

でも、やる気が出ないのは人間の脳の性質そのもの。

脳は「変化を嫌い、現状を維持しよう」とする働きがあります。

つまり、新しい習慣=ダイエットを始めるのは、誰にとってもハードルが高いのです。

それでも「痩せたい」と思っている気持ちがあるのは、とても大切なサイン。

やる気がなくても「変わりたい」と願えている時点で、すでに一歩前に進んでいるんです。

ダイエットでやる気が出ない主な原因

1. 目標が高すぎる

「6kg痩せる!」といきなり大きなゴールを掲げると、達成までの道のりが非常に遠く感じてしまい、始める前から気持ちが重くなります。

2. 我慢・制限ばかりの方法を選んでいる

糖質を完全にカットしたり、極端に食事を減らしたり…。

そんな方法は栄養バランスが崩れ、心も体もストレスでいっぱいに。

やる気どころか反動で暴食につながることもあります。

3. 成果がすぐ出ないから諦めモードに

体重は1日や2日で大きく変わるものではありません。

「頑張って続けてやっても変わらないんじゃ…」と悲観すると、一気にやる気が諦めモードにスイッチしてしまうのです。

4. ストレスや疲れで脳が“省エネモード”に

睡眠不足や疲労、ストレスが続くと、脳は「エネルギーをこれ以上使わないで」とブレーキをかけます。

その結果、やる気を出すよりも、ダラッと過ごしたくなるのは自然なことなんです。

やる気を引き出す3つの方法

1. 小さな一歩から始める

やる気がないときに必要なのは「小さな成功体験」です。

「今日は夜ごはんの炭水化物を少し減らしてみる」「寝る前に3分だけストレッチ」など、まずは“できそうなこと”を一つ選んでみましょう。

小さな行動でも続けることで「自分はできる」という感覚が積み重なり、やる気が自然と後からついてきます。

こういう仕組みを知らずに、かつでは私も「トータル6kg痩せる!」「家を断捨離してモデルルームみたいにキレイにしたい!」と

あまりに現実からかけ離れた最終目標だけを掲げていました。

ですが、ダイエットも片付けも全部ですが、大きな目標を設定してそれに至るまでのことを考えると「やらなきゃいけないこと」があまりに多く感じてしまい、

一歩踏み出すのがものすごく面倒になってしまうんです。

面倒になって、やる気を無くしてゴロゴロし続け、何にも動けない自分に閉塞感から苦しくなる始末…。

でも「今月1kgやせる」「今日はこのスペースだけ片付ける」と、目標をグッと小さくしたら不思議とやる気が出て動けるようになりました。

そして、小さな達成感の積み重ねが、次の行動につながっていくことを実感しました。

2. 楽しめる工夫を入れる

「やらなきゃ」ではなく「ちょっと楽しそう」くらいの気持ちで始められる工夫をしてみましょう。

例えば…

  • ゲームしながらエアロバイクをこぐ
  • 好きな器にサラダを盛る
  • かわいいウェアや水筒で気分を上げる

ダイエットを“頑張るもの”ではなく“楽しむもの”に変えるだけで、続ける力がぐんとアップします

3. ごほうびを設定する

「1週間続けられたら気になっていた新しいコスメを買う」

「夜ストレッチを3日やったら、お気に入りの入浴剤でリラックス」

そんなふうに、自分に小さなごほうびをあげるのも効果的です。

脳は“快感”とセットになった習慣を続けやすい仕組みがあるからです。

続けるためのマインドセット

多くの人が「やる気が出たら行動する」と考えますが、実は逆なんです。

「行動したからやる気が出る」のが本当の仕組みです。

私自身も、やるまでは頭であれこれ考えて「大変そう…」と気が遠くなり、行動前にやる気をなくしてしまうことがよくありました。

でも、少しだけ手をつけてみると不思議とやる気が出てきて、気づけばサクサク進んでいた…そんな経験は誰にでもあると思います。

実はこれには脳の仕組みがあります。

人間の脳には「作業興奮(さぎょうこうふん)」という性質があり、

とりあえず行動を始めると、脳が刺激されてドーパミン(やる気ホルモン)が分泌され、さらにやる気が出るという流れが起きるのです。

だから大事なのは、「全部完璧にやろう」と気張ることではなく、「ちょっとだけやってみよう」という軽い気持ちで始めてみること

その小さな一歩が、夢を叶える道を歩くことにつながり、未来の理想の自分に連れて行ってくれます

まとめ

やる気が出ない日があっても大丈夫。

それはあなたが弱いからでも、怠けているからでもなく、脳や心が「少し休もうね」とサインを出しているだけなんです。

「痩せたい」と願っている気持ちがある時点で、あなたはすでに前を向けています。

だからどうか、自分を責めないでください。

大切なのは完璧にやろうとすることではなく、ほんの少しでも「やってみようかな」と思えた気持ちを大切にすること。

たとえ一口でも野菜を食べた、3分だけストレッチした、それだけで十分立派な一歩です。

あなたが小さな行動を重ねるたびに、体も心もゆっくりと変わっていきます。

そしてその変化は、必ず未来のあなたの笑顔につながっていきます。

やる気は待たなくても大丈夫。

軽やかな気持ちで「やってみる」その瞬間に、未来はすでに動き出しています

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食べるのが大好きな、クリニックで献立作成歴10年以上の管理栄養士。 苦しいダイエットを自分に課しては挫折し続け、気が付いたら30年近く経っていたことに気づき愕然。苦しくて痩せないなら、楽しければ痩せるのではと考え方と行動を変えたら、アラフォー・リバウンドを繰り返してきた私でもノンストレスで痩せられました。この感動を伝えたくてダイエット、レシピ、栄養の情報発信をしています。一緒に美味しく食べてキレイになって、人生を楽しみましょう!

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